令和5年度 活動報告
【活動の原点:三陸まちづくりアート実行委員会の歩み】
この法人は、元々三陸まちづくりアート実行委員会として設立され、多くの地域プロジェクトを手がけてきました。任意団体から一般社団法人への移行は、私たちの活動に新たな展望をもたらし、より広範なプロジェクトの実施と、地域社会へのより大きな影響を可能にしました。以下に、法人化前の年度ごとの主要な活動と成果を紹介します。
平成29年度
三陸のまちびらきを彩る「チーム信太くん」
事業概要
これから“まちびらき”していく被災地三陸沿岸で、創造的なアート活動を通して、世代を問わず地域の人々が楽しくまちづくりに参加できるような様々な企画を立案し、実施していくことを目的に行いました。美術家・井上信太氏をアートコーディネーターとして招へいし、三陸国際芸術祭の舞台となる大船渡駅周辺地区にて、アートワークショップを開催。市民とともに街を彩りました。
スケジュール
① チーム信太くん、決起集会
②「さんまのぼり」の制作(3,000匹のさんま)
③ 風の町を表現する「フラッグ」の制作
④ 三陸国際芸術祭のステージ制作
⑤ 大型巣箱(マルシェ)制作
⑥7月〜8月 ドキュメント映像制作
⑦9月 チーム信太くん報告会
助成:福武財団 https://fukutake-foundation.jp/archives/archive_art/758
平成30年度
三陸国際芸術祭”夏” 連携プログラム 「アジア神々の系譜」
事業概要
三陸沿岸の被災のアーカイブを活用すると共に、被災地の強いコミュニティの中心にある「民俗芸能」のエッセンスを取り入れた舞台作品を資源として、三陸に人を呼び込み地域活性化につなげることを目指しました。今回は、インドネシアよりマルティヌス・ミロト氏(他3名)を招へいし、内外の3作品を同時上演しました。
日程:2019年3月10日(日)13:00〜16:30
会場:大船渡市民文化会館 リアスホール マルチスペース
料金:2,000円(前売・当日)
ダンス作品『Asian Tiger』 (インドネシア発作品 45分)
演出:マルティヌス・ミロト 振付:マルティヌス・ミロト &ダンサー
音楽:サンブン・プヌンブラ
ミュージカル『いのちてんでんこ』 (岩手県発作品 65分)
作・演出:前川十之朗 振付:小山柚香 振付/演出助手:緒方祐香
ミュージカル『シシオドリ 海を渡る』 (宮城県発作品 65分)
演出:田中圭介 振付:磯島未來
令和元年度
防災と復興を考える「いのちのかたりつぎ」
コロナウイルス感染拡大のため、事業中止。
令和2年度
防災と復興を考えるサバイバルミュージカル「シシ」
事業概要
演劇作品への参加・出演を通じて、東日本大震災の体験について自らの感情を表に出し、表現として他者に伝えていく体験を提供しました。また、震災を経験していない子どもたちにとっては、楽しみながら歌やダンスやお芝居などに取り組み、自然災害テーマにした作品に出演することで、震災の教訓を学ぶ場ともなりました。災害を語り継いでいくことについて、大人と子供が一緒に学び話し合う機会を作ることができました。
2021年2月22日(月)放課後子ども教室(石巻市中央公民館3階講座室にて)
WS参加:石巻市内に住む小学生11名、大人3名
2021年3月25日(木)あっぷるじゃんぷ石巻事業所内にて
WS参加:あっぷるじゃんぷ石巻通所者(石巻支援学校に通う中高生)12名、大人4名
2021年3月27日(土) 公演 観客25名(コロナウイルス感染拡大のため客席を減らし実施)
2021年3月28日(日) 公演 観客40名(コロナウイルス感染拡大のため客席を減らし実施)